サマリー
◆2021年7-9月期の実質GDP成長率は前期比年率▲3.6%(前期比▲0.9%)に改定され、1次速報値の同▲3.0%から伸び率が低下した。需要項目別に見ると、設備投資や住宅投資、輸出入が上方修正された。一方、個人消費や民間在庫、公需は下方修正された。部品調達難による自動車減産や緊急事態宣言の発出などを受け、7-9月期に経済活動が低迷したことが改めて確認された。
◆10-12月期の実質GDP成長率は前期比年率+7.6%と見込んでいる。新型コロナウイルスのオミクロン株の動向には引き続き警戒が必要だが、経済活動の正常化が進んでいることや自動車販売の回復により、個人消費はサービスと耐久財を中心に拡大するだろう。輸出や設備投資などの需要項目も増加する見込みである。10-12月期の実質GDPは感染拡大前(2019年10-12月期)の水準をおおむね回復し、2022年1-3月期には明確に超えるとみている。
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