サマリー
◆2021年3月の機械受注(船電除く民需)は前月比+3.7%と3ヶ月ぶりに増加したものの、コンセンサス(同+5.0%)を下回った。製造業はほぼ横ばいであり、非製造業は大型案件による特殊要因を除けば増加幅は小さいとみられる。
◆製造業からの受注額は前月比▲0.1%と小幅ながら3ヶ月連続で減少した。とりわけ造船業や非鉄金属、その他輸送用機械などからの受注額が減少した。非製造業(船電除く)からの受注額は前月比+9.5%と3ヶ月ぶりに増加した。鉄道車両の大型案件が2件あった運輸業・郵便業や、情報サービス業、建設業などからの受注額が増加した。外需は前月比▲53.9%と大幅に減少したものの、前月の大幅増加の反動の面が大きい。とはいえ2020年9月以来の低水準であり、外需の増勢がやや鈍化している可能性がある。
◆先行きの民需(船電除く)は、緩やかな回復基調が続くだろう。堅調な景気回復が見込まれる米中向けを中心に輸出が増加し、製造業の設備投資意欲を高めるとみられる。他方、国内では4月から一部地域に対して3回目の緊急事態宣言が発出されている。これを受け、宿泊業や飲食サービス業等からの受注は低迷するとみられるが、民需全体への影響は軽微だろう。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
消費データブック(2025/12/2号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2025年12月02日
-
2025年7-9月期法人企業統計と2次QE予測
AI関連需要の高まりで大幅増益/2次QEでGDPは小幅の下方修正へ
2025年12月01日
-
高市政権における実質賃金上昇の鍵は?
政策・改革の推進で40年度までの実質賃金は年率1.2~1.6%程度に
2025年12月01日
最新のレポート・コラム
-
他市場にも波及する?スタンダード市場改革
少数株主保護や上場の責務が問われると広範に影響する可能性も
2025年12月03日
-
消費データブック(2025/12/2号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2025年12月02日
-
「年収の壁」とされる課税最低限の引上げはどのように行うべきか
基礎控除の引上げよりも、給付付き税額控除が適切な方法
2025年12月02日
-
2025年7-9月期法人企業統計と2次QE予測
AI関連需要の高まりで大幅増益/2次QEでGDPは小幅の下方修正へ
2025年12月01日
-
ビットコイン現物ETFとビットコイントレジャリー企業株式
2025年12月05日

