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2018年12月日銀短観予想

悪化モメンタムは一旦緩和、交易条件改善と財政期待で底入れへ

2018年12月06日

経済調査部 エコノミスト 小林 俊介

サマリー

◆12月14日に公表予定の2018年12月日銀短観において、大企業製造業の業況判断DI(最近)は19%pt(前回調査からの変化幅:0pt)、大企業非製造業の業況判断DI(最近)は21%pt(同:▲1pt)と予想した。

◆2018年の業況感は、生産活動の足踏み、コスト上昇、貿易戦争懸念、自然災害などの要因から、悪化傾向が続いた。しかし、少なくとも自然災害の悪影響は一巡している。また、先行きを見通しても、原油価格下落に伴う交易条件の改善は好材料となる。また、2019年度の懸案事項であった消費増税の影響は、財政拡張によって大部分が相殺されるとみられる。業況感の悪化モメンタムは一旦緩和する公算が大きい。

◆2018年度の設備投資計画(全規模全産業、含む土地、ソフトウェアと研究開発投資額は含まない)は前年度比+9.1%と、前回の9月日銀短観(同+8.5%)から上方修正されると予想した。12 月日銀短観の設備投資計画には、中小企業を中心に上方修正されるという「統計上のクセ」がある。12月時点での設備投資計画を過去の数値と比較すると、比較可能な2004年度以降で、2006年度計画(同+10.5%)に次ぐ高水準となる見込みだ。

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