サマリー
◆2018年2月の生産指数は前月比+4.1%となり、前月の反動(1月:同▲6.8%)から上昇した。1月に大きく低下した輸送機械工業の増加が全体を押し上げた。製造工業生産予測調査で見ると、2018年3月:同+0.9%、4月:同+5.2%となっている。また、3月の先行き試算値(生産計画のバイアスを補正した値)は同+0.5%となっている。
◆1-3月期の生産が前期比でプラスとなるためには、3月は前月比+6.7%以上となる必要があり、ハードルは高い。しかし、1-3月期の生産には一服感が表れると見込まれるものの、4月の計画は同+5.2%である。世界経済の拡大を背景として、生産は引き続き堅調に推移するとの見通しに変更はない。
◆5月以降に関しては、非常に緩やかな増産を見込んでいる。資本財については、増勢が弱まる可能性はあるものの、世界経済の拡大を背景として堅調さを保つであろう。国内向けの設備投資についても、2018年においては好調な企業業績と更新需要が全体を押し上げるとみている。一方、外需の下振れリスクには警戒が必要である。米国の保護主義的な政策とそれに伴う各国の対抗措置により、通商摩擦が激化する場合には、世界貿易の停滞へと繋がる。また、Fedの出口戦略に伴い米国の金利が急速に上昇する場合には、米国経済の下押し圧力になることに加えて、新興国市場からの資金流出を招く懸念がある。
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