サマリー
◆2017年7-9月期のGDP一次速報(2017年11月15日公表予定)は、実質GDPが前期比年率+1.0%(前期比+0.2%)と、7四半期連続のプラス成長になると予想する。4-6月期に全体を押し上げた個人消費や公共投資が減少するものの、世界経済の回復を背景に輸出が拡大したことから、外需が2四半期ぶりにプラスに寄与しよう。
◆個人消費は前期比▲0.2%と、7四半期ぶりの減少を予想する。雇用・所得環境の改善を背景として、消費者マインドは良好な水準にあるものの、長雨や台風といった天候不順が個人消費の重石になったとみられる。一方、住宅投資は同+0.4%と7四半期連続の増加、設備投資は4四半期連続の増加(同+0.1%)になると見込んでいる。外需については、輸出が拡大した結果、2四半期ぶりのプラス寄与(前期比寄与度+0.3%pt)となる見通しだ。
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