サマリー
◆2017年8月の需要側統計の家計調査では、外食や屋内の行楽への支出増を背景に実質消費支出がわずかながら前月比プラスとなった。一方、供給側統計の商業動態統計では、悪天候の影響から「織物・衣服・身の回り品小売業」などの売上が減少したことで前月比マイナスとなった。商業動態統計では、家計調査において堅調だった外食や屋内の行楽などのサービスがカバーされていないことなどを総合的に考慮すると、個人消費は基調として横ばいであると考えられる。
◆2017年8月の家計調査によると、実質消費支出は季節調整済み前月比+0.2%と2ヶ月ぶりに減少した。3ヶ月移動平均で均した実質消費支出はほぼ横ばいとなっており、その回復には足踏みが見られる。
◆実質消費支出の動きを費目別に見ると、10大費目中5費目が前月から増加した。全体への影響度 を見ると、「食料」(前月比+1.6%)と「教養娯楽」(同+2.5%)が押し上げ、「住居」(同▲9.5%)、「被服及び履物」(同▲8.8%)が押し下げの主因となったもようである。
◆2017年8月の商業動態統計を見ると、名目小売販売額は季節調整済み前月比▲1.7%と3ヶ月ぶりに減少した(図表8、9)。3ヶ月移動平均で均してみると、需要側統計と同様に拡大傾向に足踏みが見られる。
◆業種別に小売販売額全体への影響度を見ると、「自動車小売業」(前月比+2.2%)が増加に寄与した一方で、「織物・衣服・身の回り品小売業」(同▲4.1%)が全体を押し下げたようである。
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