サマリー
◆2017年4-6月期のGDP一次速報(2017年8月14日公表予定)は、実質GDPが前期比年率+2.8%(前期比+0.7%)と、6四半期連続のプラス成長になると予想する。外需は4四半期ぶりにマイナス寄与に陥るものの、2016年度補正予算の執行に伴った公共投資をはじめとして、個人消費、住宅投資、設備投資等の主要な内需項目がプラスに寄与しよう。
◆個人消費は前期比+0.3%と、6四半期連続の増加を予想する。雇用・所得環境の改善を背景として、消費者マインドは良好であることから、消費性向は昨年夏を底として上昇が続いている。一方、住宅投資は+1.5%と6四半期連続の増加、設備投資は3四半期連続の増加(同+1.5%)になると見込んでいる。外需については、輸出が減少、輸入が拡大した結果、4四半期ぶりのマイナス寄与(前期比寄与度▲0.2%pt)となる見通しだ。
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