2024年09月24日
サマリー
◆社債市場拡大に資するESG債としてトランジションボンドに注目している。日本企業のトランジションボンドの発行ポテンシャルは大きい。
◆トランジションボンドの発行増・定着に向けては、発行後のフォローアップ、つまり発行体と投資家間の対話による同ボンドの信頼性と実効性向上が欠かせない。
◆日本航空、IHIのフォローアップミーティングを実施しているが、その他発行体による同ミーティングの増加は勿論、その呼び水となるべくクライメート・トランジション国債(CT国債)の発行を開始した政府による同ミーティングの開催も望まれる。
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