再編が進むインドネシアの銀行セクター

競争環境が激化する中、今後は合併等で「規模の経済」が志向される

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  • 金融調査部 主席研究員 中村 昌宏
  • マネジメントコンサルティング部 主任コンサルタント 中川 葉子

サマリー

◆邦銀メガバンクやりそなホールディングス等が進出しているインドネシアは、経済規模はASEAN諸国の中で突出しているが、個別の商業銀行の資産規模は相対的に小さい。

◆しかし、近年は日本の金融機関をはじめとする外国企業による買収や国内大手銀行によるグループ化に加え、インドネシア金融庁(OJK)による小規模銀行同士の合併を推奨する方針もあり、商業銀行数は減少して資産規模が大きい銀行も増えている。

◆銀行部門全体の純金利収益は増加しているが、2016年以降は純金利マージンが縮小するなど、銀行間の競争は激しくなっている。このような中、財務余力がある大手銀行が買収等を通じてスケールメリットの発現を図る可能性は少なくないため、インドネシアの銀行セクターの再編は今後も続くと思われる。

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