2010年11月18日
サマリー
◆米国の社会的責任投資(SRI)関連団体の調査報告によると、2010年初の米国のSRI市場の規模は前回調査時(07年)よりも13%増加し、3兆700億ドル(約252兆円)であった。全米の受託運用資産の8分の1の規模を占めていると報告されている。
◆米国のSRI市場は金融危機の後も市場規模が拡大している。その要因としては、既存のSRI商品への資金の流入や、新型のSRI商品の登場、機関投資家やファンドマネジャーがSRIの観点を投資戦略に組み込む動きが増えていることなどが挙げられる。
◆米国では1920年代より宗教上の理由などによりタバコやアルコール銘柄への投資を控える動きがある。さらに近年では、人道上の被害が深刻であるアフリカのスーダンにおいてビジネスを行う企業を投資対象から外す投資家が急増している。
◆環境汚染や労働問題などESG要素に配慮した経営を求める株主行動も増加しており、これらの提案に賛同する株主が増えているという特徴もある。
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