2016年03月25日
サマリー
◆地方創生が政策の最優先課題のひとつと位置付けられている。背景にあるのは、今後確実に到来する人口減少社会に対する危機感と、地方が元気にならなければ日本が元気にならないという認識である。
◆高度経済成長期に、地方から都市へと大量の人口が移動した結果、過密と過疎が発生し、高齢化の段階が異なる地方と都市のそれぞれが、今後別の危機を迎えることになる。
◆地方創生の主役である地方において、地域活性化が進む自治体や集落には、共通する成功パターンがある。
◆若い世代を中心に高まっている地元志向・ローカル志向は、地方創生を実行するにあたって、ポジティブな要因となる。
◆ローカル志向という時流を追い風に、成功モデルを創り上げるための地方の前向きな取組と、人材面・財政面など国の的確な支援とをリンクさせることが、地方創生を成功させるポイントである。
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