専務理事
池田 唯一
Yuichi IKEDA
1990年代から一貫して金融資本市場の整備に取り組んできました。金融資本市場は企業と市民をつなぐ大事な存在です。経済の持続的な成長やさまざまな環境・社会課題の解決に向けて大きな流れを作っていくためには、金融資本市場の機能を十分に活用していくことが重要となります。金融資本市場の適切な機能発揮に向け、関連する法律・制度やその運用のあり方について考えていきたいと思います。
専門分野
- 金融資本市場、金融法制、金融制度、会計制度、企業ガバナンス
経歴
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1982年
東京大学法学部卒
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1982年
大蔵省入省
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1984年~1985年
英国ロンドン大学LSE校留学(経済学修士)
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1989年~1992年
国際通貨基金(IMF)エコノミスト
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大蔵省大臣官房、主計局、証券局、銀行局、国税庁、金融監督庁等の勤務を経て、
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2001年
金融庁監督局協同組織金融室長
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2002年
同保険課長
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2004年
金融庁総務企画局企業開示参事官
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2005年
同企業開示課長
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2007年
同市場課長
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2009年
同企画課長
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2010年
同参事官(開示担当)
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2011年
同審議官(開示担当)
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2012年
同審議官(企画・市場担当)
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2013年
同審議官(監督局担当)
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2014年
金融庁総務企画局長
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2018年
日本銀行理事(~2020年)
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2022年
株式会社大和総研 常務理事
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2024年
同専務理事
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現在に至る
著書・論文
- 『銀行法』金融財政事情研究会、2017年、監修
- 『コーポレート・ガバナンスの展望』中央経済社、2011年、共同執筆
- 『金融商品取引法セミナー 公開買付け・大量保有報告編』有斐閣、2010年、共著
- 『新しい公認会計士・監査法人監査制度』第一法規、2009年、監修
- 『逐条解説・2009年金融商品取引法改正』商事法務、2009年、共著
- 『逐条解説・2008年金融商品取引法改正』商事法務、2008年、共著
- 『総合解説・内部統制報告制度』税務研究会、2007年、編著
- 『新しい公開買付制度と大量保有報告制度』商事法務、2007年、共著
- 『一問一答金融商品取引法』商事法務、2006年、2008年改訂版、監修
- 「企業開示をめぐる最近の議論(上)(中)(下)」(『金融資本市場展望』金融ファクシミリ新聞社、2022年3月1日、15日、29日)
- 「Fintechの評価と課題」(『金融資本市場展望』金融ファクシミリ新聞社、2021年10月8日)
- 「コード・原則の策定を通じた市場規律の確保」(『会計プロフェッション第13号』青山学院大学大学院会計プロフェッション研究学会、2018年3月24日)
執筆レポート・コラム
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プロダクトガバナンス原則の策定——真に必要な箇所に意味ある取組みを
2024年08月02日
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資産運用力の強化と民間の主体性
『大和総研調査季報』2024年夏季号(Vol.55)掲載
2024年07月24日
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まもなく10年を迎えるフィンテックの行方
2024年05月01日
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TOB・大量保有報告制度の見直しと欧州型制度への移行論
2024年02月07日
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金融機関と当局との対話における「心理的安全性」の確保
2023年11月08日
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政策目的実現のための開示規制の有効性
2023年08月09日
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米欧金融機関の経営破綻がもたらすもの
2023年05月01日
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「顧客本位の業務運営に関する原則」をめぐる最近の動きについて考える
2023年02月20日
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グローバルな金融ルールと地域の特性
2022年11月21日
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多様化時代の金融サービス業のあり方
2022年08月10日
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金融分野における複層構造について
『大和総研調査季報』2022年夏季号(Vol.47)掲載
2022年07月20日