歳出歳入一体改革と税制改革

消費税、所得課税と法人課税の論点

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2006年06月27日

  • 吉井 一洋

サマリー

◆2006年6月26日、政府・与党は、歳入・歳出一体改革案が公表された。改革案では、2011年度のプライマリー・バランスを黒字化するための不足額16.5 兆円のうち、11.4兆円~14.3兆円を歳出削減で賄うこととしている。

◆歳入・歳出一体改革案では、増税については明記していないが、2011年より後の社会保障負担の増加などを考えれば、増税は必要であると思われる。

◆税制改革については、政府の税制調査会が9月に中期答申を公表する予定であり、自民党税制調査会でも検討しているところである。本レポートでは、税制改革に向けて検討されている主要な論点についてとりあげる。

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