2018年08月29日
サマリー
◆2018年7月31日、米国の通貨監督庁(OCC)は、新たに、フィンテック企業による特別目的国法銀行免許(SPNB免許)申請の受入を開始することを表明した。
◆フィンテック企業がSPNB免許を取得すれば、米国全土において貸付業務と小切手支払に関わる業務の両方またはいずれかを行うことができるようになるが、預金業務はその対象とされていない。
◆本稿執筆時点で申請したフィンテック企業はない模様であるが、個人や中小企業に融資を行うマーケットプレイス・レンダー(marketplace lender)や送金業者(payment companies)などのフィンテック企業が、SPNB免許の申請に関心を持つ可能性があるとされている。
◆ただし、OCCによるフィンテック企業に対するSPNB免許の付与については、ニューヨーク州の金融当局など州当局から強い反対を受けており、訴訟問題に発展する可能性がある。場合によって、免許自体が無効となる可能性もあり、フィンテック企業はSPNB免許の申請を躊躇することも考えられる。
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