サマリー
◆大和総研調査本部では本部員による投票により、2013年の10大ニュース(下表)を選んだ。2013年は、日本がデフレ脱却に向けた動きが始まった年と位置づけられよう。
◆56年ぶりの東京オリンピック開催決定は、富士山の世界文化遺産決定に続き、明るいニュースだった。日本人の心理に大きな影響を与え、前向きムードをもたらした。
◆経済面では、デフレ脱却に向け、黒田新総裁のもと日銀はこれまでとは一線を画する金融緩和=量的・質的緩和を実施、金融資本市場のトレンドが変化した。また、年々増大する社会保障財源を確保するため、来年度からの消費税率の引き上げが決定された。
◆国際関係、安全保障問題では、TPP交渉や対中国関係など課題を残している。
順位 | 項目 |
---|---|
1位 | 2020年夏季五輪・パラリンピックの開催地が東京に決定(9/8) |
2位 | 日銀が異次元の量的・質的緩和を決定(4/4) |
2位 | 消費税率8%への引き上げ決定(10/1) |
4位 | 参院選で自民、公明両党が過半数獲得、ねじれ解消(7/21) |
5位 | 富士山が世界文化遺産に決定(6/22) |
6位 | 安倍首相、TPP交渉参加を表明(3/15) |
7位 | 楽天の田中投手が連勝の新記録(8/9) |
8位 | 米FRB、量的緩和の縮小を決定(12/18) |
9位 | 中国が尖閣諸島を含む防空識別圏を設定(11/23) |
10位 | 特定秘密保護法成立(12/6) |
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