2014年10月14日
サマリー
◆事業継続の重要性は企業価値の向上や企業競争力の強化の観点から高まってきている。内閣府の調査(平成25年度)でみても、事業継続計画(BCP)の策定状況は、策定中を加えると大企業で7割強、中堅企業で4割弱が事業継続に取組んでいる。
◆BCP策定の比率は高まってきているが、外部インフラや通信手段など外部要因、BCPへの関心の差異といった内部要因、BCP自体の視点の、3つの課題があると考えている。
◆しかし、いずれの課題も比較的平易なアプローチで対応が可能である。BCP策定済の企業もそうでない企業も、経営戦略の観点からBCPを再検討してはいかがであろうか。
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