DIR SOC Quarterly vol.9 2024 autumn

内容

本レポートは、サイバーセキュリティに関する動向をタイムリーにお伝えすることを目的としています。今回は2024年度第2四半期の話題を取り上げます。
本レポートは三部構成となっています。第1部では政策・法制度の動向より、わが国のJPCERT/CCのみならず、米国CISAも注意喚起を出しているサイバー攻撃キャンペーンについて紹介しています。第2部ではランサム攻撃による被害やその影響のみならず、平時の対策および有事の対応方法などについて取り上げています。そして第3部では、ランサム攻撃の主な対策となりうる脅威インテリジェンス、ASM（アタックサーフェスマネジメント）、脆弱性情報管理の技術的なトピックと国内のランサムウェア被害の状況並びに政策状況などを紹介しております。
本レポートが、読者の皆様のサイバーセキュリティへの理解と関心を深める一助となれば幸いです。

目次

• 第１部：わが国の政策・法制度の動向

  1. 『主要行等向けの総合的な監督指針』等の一部改正（案）及び『金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン』（案）の公表
  2. 『国民を詐欺から守るための総合対策』の策定
  3. 『Operation Blotless攻撃キャンペーンに関する注意喚起』

• 第２部：インシデント事例の紹介

  1. 拡大するランサム攻撃による被害：平時の対策と有事の対応方法

• 第３部：トピックス

  1. 脅威インテリジェンス
  2. ASM（Attack Surface Management）の動向について
  3. 脆弱性管理について
  4. 国内におけるランサムウェアを巡る情勢と政策動向