サマリー
インターネット等を利用した電子商取引(以下、EC)の成長の一方で、多くの国が試行錯誤を重ねてその法制度整備を進めている。伝統的な法制度の枠組は、複雑に多様化しながら拡大するデジタル経済社会における活動を前提としたものではないからだ。ECが急速に発展しつつあるASEAN諸国の事情も例に漏れない。ASEANのECに関する法制度は、個々のASEAN構成国のみならず、ASEAN域内経済統合やASEANを含む多国間経済協力といった多くのレベルで枠組整備が進められている。以下で、こうした重層的なASEANのEC法制度の状況、さらには法制度整備に対する日本の関与について概観してみよう。
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