サマリー
◆来る2020年に東京でパラリンピックが開かれる。競技者であるなしにかかわらず、海外の障がい当事者と支援者は来日にあたって2重の困難に直面する。ひとつは、障がいゆえの困難、もうひとつは外国人であるがゆえの困難である。
◆2020年東京オリンピック・パラリンピックは、東京ひいては日本の街において、障がい当事者たちがいかに心地よく過ごせるか、国際的な評価にさらされる場と言える。障がいゆえ、外国人であるがゆえの困難をできる限りクリアする仕組みづくりが、オリンピック・パラリンピックの準備活動に求められる。その成果である、「心地よい街並み」それこそが次世代に遺すべきパラリンピック・レガシーである。
◆「心地よい街並み」の実現のカギを握るのが、躍進目覚ましいIT(情報通信技術)だ。黎明期に比べれば応用の範囲は格段に広がった。企業にとっても、困りごとを当事者と同じ目線で捉え、世界を意識した製品・サービスづくりを行えば、CSR的な効果だけでなく収益拡大につながる可能性がある。日本発の技術が、パラリンピックをきっかけに、世界の障がい当事者にとって手放せないものに結実することを期待する。
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