持株会社化におけるコンサルタントの活用方法

戦略・ビジョンを反映したあるべき姿にするために

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2018年10月10日

サマリー

持株会社化は会社の枠組を変更する重大なイベントである。そのため、戦略・ビジョンを反映したあるべき姿にするにはどうすればよいかじっくりと時間をかけて議論したい。持株会社化に限ったことではないが、会社の枠組を変更する際には、会社法、金融商品取引法、取引所規則等の多くの手続が存在する。持株会社化を推進する事務局には、これらの膨大な手続をこなしながらも、将来の会社のあるべき姿を社内で十分に議論させる、という旗振り役の機能が求められる。限られた時間、限られたリソースの中で、これらのことをやり遂げていくのは、大変な仕事である。加えて、事務局の中に持株会社化の経験者がいることは稀である。一方、組織再編等を専門領域に持つコンサルタントは、多くの持株会社化を支援し、失敗事例も含めて経験が豊富である。これらの経験値を最大限に活用することが持株会社化という重大イベントを実効性のあるものにしていく近道となる。

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