2007年 団塊定年! 日本はこう変わる
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定価:
1,500円(税別)
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著者:
原田 泰 鈴木 準(大和総研)
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発行:
2006年12月18日発行 204p
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発行所:
日本経済新聞社
内容
戦後のベビーブーマーである団塊世代が話題になっている。彼らが、人生の大きな節目である60歳定年を迎えるからだ。団塊世代は、受験戦争を経験し、男女同権教育を受け、全共闘運動を担い、家父長的ではないニューファミリーを作りながら、日本的雇用慣行を生き抜いた。人口の大きな塊は、働いているときと同じように、働くのを止めるときにも社会に大きな影響を与えようとしている。本書は、団塊世代がどのように生まれ、教育を受け、仕事をし、生活を形作り、老後を迎えるか、それは日本経済にとって何であったのか、また今後何であるかを、幅広い視点から多くのデータをもとに明らかにする。 団塊世代は、2007年から順に会社や組織を離れ、個人として生きていくことになる。団塊世代が仕事を手放し、貯蓄と年金に頼って生活するだけでは寂しすぎる。活躍の場は、就業継続だけでなく、起業やNPO、地域社会にも広がっている。戦後のライフスタイルを作った団塊世代は、今一度新しい生き方を提示すべきだ。それは、日本の経済社会を大きく変えることになる。その変化を知り、予想することは、企業経営や政策立案上はもちろん、あらゆる世代の人生設計の参考となるのではないか。