ガイダンス 金融商品取引法
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定価:
2,400円(税別)
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著者:
吉川 満/堀内 勇世/横山 淳(大和総研 資本市場調査本部 制度調査部)
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発行:
2006年11月20日発行 A5判 224p
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発行所:
中央経済社(電話03-3293-3381)
内容
金融商品取引法は、従来の証券取引法を全面改正して、今後のわが国証券市場を規律する重要な法律です。内容的にも、インサイダー取引規制等の罰則強化、TOB規制や大量保有報告制度の見直し、ファンド規制の強化、横断的な「金融商品取引業」規制、販売・勧誘ルールについてのプロ・アマ区分の採用、上場会社に対する四半期報告書・内部統制報告書制度の導入など、大きな制度変更が行われています。
本書は、こうした金融商品取引法の内容を、図表などを用いて分かりやすく解説したものです。2006年9月に金融庁から公表された、主にTOB規制・大量保有報告書制度を巡る政省令案についても、可能な限り盛り込みました。
目次
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第一部
「投資サービス法」としての「金融商品取引法」の導入
Ⅰ 「金融商品取引法」という名の持つ意味
Ⅱ 「金融商品取引法」の概要とそのポイント
Ⅲ 証券取引法等改正法の成立 -
第二部
前倒しで実施される「証券取引法」改正
Ⅰ 市場における犯罪・不正への対応
Ⅱ TOB規制の見直し
Ⅲ 大量保有報告書制度の見直し -
第三部
「証券取引法」から「金融商品取引法」へ
Ⅰ 金融商品取引法の基本構造
Ⅱ 「有価証券」の定義
Ⅲ 金融商品取引業
Ⅳ 登録金融機関
Ⅴ 特定投資家(プロ・アマ区分)
Ⅵ 開示制度の強化と内部統制
Ⅶ 金融商品取引所
Ⅷ 金融商品取引業協会