システム運用サービス『>aios』(アイオス)の導入
大和総研プロジェクト
サマリー
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仮想オペレータによるシステム運用サービス『>aios』(アイオス)を導入し、運用品質の向上と省力化を実現しました。
大和総研ではAI関連技術を採用した音声対話を実現する仮想オペレータを構築し、大和証券向けの運用監視センターにおいて、システム運用サービス『>aios』(アイオス)を提供しています。仮想オペレータが担う、システム障害発生時に保守担当者へ連絡する業務(以下、障害連絡業務)、保守作業時に保守担当者から連絡を受付ける業務(以下、作業連絡受付業務)は、数多くの運用自動化が進む中で、最後まで人手に残ってきた業務になります。そのような人のコミュニケーション領域に先進技術を活用して自動化を実現したことが『>aios』の大きな特徴になります。
この『>aios』の導入により、障害連絡業務では、これまで人間のオペレータが行っていた保守担当者の連絡先を調べる時間や不在時にかけ直す手間が削減され、障害情報の伝達までにかかる時間が大幅に短縮され、運用品質の向上につながりました。また、作業連絡受付業務では、対話形式で保守担当者の発話内容を理解し、その意図に応じて運用管理業務を自動実行するため、業務の省力化を実現することができました。連絡業務の自動化をきっかけに、今後も、付随する周辺業務の見直しや再構築を進める計画となっています。
『>aios』が活用する音声認識や対話技術等のAI関連技術は近年大幅な技術革新が進み、様々なクラウドサービスが登場しています。大和総研では、今後も新しい技術やサービスを取り入れ、一層の運用品質向上、省力化を狙って行きます。