大和証券グループ 企業のSDGsへの取組みに資する健康経営評価サービスを提供

従業員の健康増進と企業の持続的成長について、産総研と共同で研究を開始

RSS

2019年05月21日

  • 株式会社大和証券グループ本社
    大和証券株式会社
    株式会社大和総研ホールディングス

株式会社大和証券グループ本社(執行役社長 中田 誠司)をはじめとする大和証券グループは、株式会社大和総研ビジネス・イノベーション(代表取締役社長 草木 頼幸)(※1)が有するAI技術・データサイエンスの知見や高度な分析技術等の強みを活かし、SDGsへの取組みに資する健康経営評価サービス等を2020年度より企業向けに提供する予定です。このサービス開始に向けて、2019年5月より、国立大学法人東京大学大学院医学系研究科近藤尚己准教授、同工学系研究科西野成昭准教授を技術アドバイザーとして迎え、国立研究開発法人産業技術総合研究所(理事長 中鉢 良治 以下、産総研)と共同で、「健康経営推進に関する研究会(以下、本研究会)」を設置します。

社会保障費の増大や生産年齢人口の減少に伴う労働力不足等は、大きな社会的課題のひとつであり、その解決に資するひとつの方策として、企業・健保組合の連携(コラボヘルス)を強化した「健康経営」による人的投資は、今後一層重要になると考えています。本研究会では、健康経営による投資対効果について、従業員の健康だけでなく、組織の労働生産性の観点からも評価する手法の開発・検証を行い、従業員の健康増進と企業の持続的成長に資する健康経営の循環モデル確立を目指します。本研究会は、コラボヘルスを通じた健康経営の有効性を可視化する手法等を検討・開発する「健康経営評価に関する研究会」並びに、従業員および組織に対する効果的かつ効率的な健康投資を検討する「企業の健康投資に関する研究会」により構成されます。

本研究会の成果をもとに、企業の健康経営の成果や課題を可視化・評価し、健康投資の最適化を支援するサービスを提供する予定です。当サービスを通じ、企業の経営戦略や国連の持続可能な開発目標(SDGs)に資する取組みの一環として健康経営を推進する企業に対して、資本市場からのESG評価向上や投資を促進し、持続的な企業価値の向上を支援します。

大和証券グループは、過去 10 年以上にわたる継続的な商品の開発と提供を通じて、社会課題の解決や未来の社会および金融・資本市場の発展に寄与すべく尽力してまいりました。また昨年より、代表執行役社長 中田誠司を委員長とした『SDGs 推進委員会』を設置し、グループ横断的に SDGs に資する取り組みを進めております。本研究会及び今後展開予定のサービスは、SDGsにおける「すべての人に健康と福祉を」に資するものと考えており、当社グループは「健康経営」を推進するとともに、SDGs達成に向けて注力してまいります。


(※1)1976年以来、健保組合の基幹業務向けASPサービスを約40年間提供しており、基幹業務に加えて、レセプト情報管理、特定健診等に至るまで、400組合を超える健保組合の幅広い業務を支援しています。今後は、さらにコラボヘルスの推進や健康経営評価サービス等、企業に対するサービスにも積極的に取り組んでまいります。

【研究会の概要】

研究会名称 :健康経営推進に関する研究会
設置期間  :2019 年5月21日~2020 年3月31日(予定)
主要メンバー:国立大学法人東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻 准教授 近藤尚己
       国立大学法人東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 准教授 西野成昭
       国立研究開発法人産業技術総合研究所 人間拡張研究センター
       株式会社大和証券グループ本社
       大和証券株式会社
       株式会社大和総研ホールディングス
       株式会社大和総研
       株式会社大和総研ビジネス・イノベーション