ASEAN 金融資本市場と国際金融センター
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定価:
2,000円(税別)
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著者:
アジア資本市場研究会編 主査 川村雄介
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発行:
2015年3月12日 243p
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発行所:
公益社団法人 日本証券経済研究所
内容
本書は日本証券経済研究所に設置されたアジア資本市場研究会の成果物であり、ASEANにおける経済・金融の最新情報と分析を取りまとめています。アジア資本市場研究会は2005年7月に設置され、概ね2年毎に成果を書籍として発表してきました。本書はその4番目の成果物に当たります。今回はASEAN経済共同体(AEC)の発足が迫る中での日本の望ましい関わり方、アジア開発銀行の支援の在り方、ASEANの人口動態の金融市場、マクロ経済とのかかわり、金融センターとしてみたASEAN資本市場、日本取引所グループのアジア戦略などを論じています。更にはASEAN後発国であるカンボジア、ラオス、ミャンマーの金融・資本市場の議論にも章を割き、また、中国人民元の国際化と中国・ASEANの相互依存関係の密接化にも言及するなど、ASEANに軸を置きながらも多面的な分析を展開していることが特徴といえます。
目次
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はじめに
(大和総研 副理事長 川村 雄介 執筆)
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第1章
変わるASEAN~問われる日本の姿勢~
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第2章
アジア開発銀行の金融支援
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第3章
ASEANの人口動態と金融資本市場
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第4章
日本取引所グループのアジア戦略
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第5章
カンボジア、ラオス、ミャンマーの金融・資本市場(大和総研 経済調査部 アジアリサーチヘッド 児玉 卓 執筆)
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第6章
アジアの金融センターとASEANの資本市場
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第7章
ASEAN金融センターとしてのシンガポールと日本の金融センターのあり方
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第8章
オフショア市場と地域統合から見た人民元国際化ロードマップの展開(大和総研 客員研究員 薛 軍 執筆)