2012年株主総会シーズンの展望

独立した社外取締役の設置などコーポレートガバナンスが本格的な論点になる

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サマリー

◆続発した企業不祥事などを背景に、わが国企業に対するグローバル投資家の見方は厳しくなっている。また資本市場の要請に応える形で、ガバナンス関連の規制強化は加速する流れにある。

◆2011年の株主総会シーズンは、監査役選任や退職慰労金贈呈などの議案で、賛成率が著しく低い事例が見られた。2012年は取締役選任など、より広範な議案で影響が生じる可能性がある。

◆投資家に自社のガバナンス観を説明するため、また規制強化に十分な準備を以て対応するため、ガバナンスの中長期展望を備えることが望ましい。上場会社のリスクマネジメントといえる。

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