"仮想オペレータ"によるシステム運用サービス『>aios』の開始

大和総研と米ニュアンス、AI音声対話システムの構築で協業

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2017年03月09日

  • 株式会社大和総研
    ニュアンス・コミュニケーションズ・インク

株式会社大和総研(代表取締役社長:草木 頼幸、本社:東京都江東区、以下「大和総研」)は、大和証券株式会社(代表取締役社長:日比野 隆司、本社:東京都千代田区)向けの運用監視センターにおいて、Nuance Communications, Inc.(会長:ポール・リッチ、本社:米国マサチューセッツ州、以下「ニュアンス」)が提供するAI関連技術を採用し、仮想オペレータによるシステム運用サービス『>aios』(アイオス)を2017年4月から開始します。これにより、運用業務の自動化を推進し、運用品質の向上と共に、コストの削減を実現します。ニュアンスのテクノロジーがシステム運用の現場で採用されるのは世界初となります。


今回大和総研が構築した仮想オペレータは、自然言語理解エンジンを活用し、対話形式でフィールドエンジニアの発話内容を理解します。その意図に応じて、システム情報の提供や処理を実行するとともに、管理者へのエスカレーションも行います。また、パスワードに代わる高いセキュリティを確保する声紋認証エンジンと連携し、煩わしい本人認証の手続きと通話時間の大幅な削減を実現します。


24時間365日体制を敷くシステム運用部門は、従来からの安定運用に向けた取組みに加えて、今後は高度なセキュリティ対応など新たな業務領域も担うことが求められています。大和総研による今回の取組みは、このように高度化する運用業務に人的資源を割り当て、既存のオペレーション業務の自動化を進めるものです。このことは、将来の自律運用型のデータセンターを実現するうえで重要な一歩となります。


大和総研は、今後も、日本を代表する大和証券グループのシンクタンクとして、リサーチ、コンサルティング、システムの3つの分野において、相互に連携し、付加価値の高い情報サービスを提供してまいります。


ニュアンス(NASDAQ:NUAN)は、今後も、最先端のAIや音声・言語ソリューションを通じて、私たちの周りにある様々なアプリケーション、システム、サービスとの人間味ある対話を創り出し、人とテクノロジーの関係を改革していきます。

システム運用サービス『>aios』(アイオス)の特徴

本システムは、世界最大規模の自動化ソリューションプロバイダーである、ニュアンスが提供する最先端のAI関連技術(音声認識、声紋認証、自然言語理解、音声合成など)を最大限に活用した次世代型運用支援システムです。内包する統合音声プラットフォーム(Nuance Voice Platform)は、ニュアンスが北米市場で5万回線を越える規模で監視・運用する、金融業界グレードのクラウドサービス、ニュアンス・オンデマンドでも長年利用されており、高い信頼性とセキュリティを有します。

システム運用サービス『>aios』(アイオス)の概要図
システム運用サービス『>aios』(アイオス)の概要図