社債市場の未来~企業金融と資産運用の多様化に向けて

社債市場の未来~企業金融と資産運用の多様化に向けて

  • 定価:

    3,600円(税別)

  • 著者:

    大橋俊安

  • 発行:

    2024年9月25日 245P

  • 発行所:

    東洋経済新報社

内容

「社債」は、銀行ローンに偏重した大企業金融の多様化に資すると同時に、万が一銀行の貸出能力が低下するような際には、それを補うことで金融システムの安定化にも資する。また、「社債」はミドルリスク・ミドルリターンの金融商品で、ローリスク・ローリターンの預金から、ハイリスク・ハイリターンの株式への架け橋として、資産形成の多様化にも資する。しかし、残念ながら日本では社債市場は十分に発達・活用できていない。その現状と課題を整理しつつ、社債市場の明るい未来を展望するのが本書の目的だ。金融政策が緩和一辺倒からようやく脱し、「金利のある世界」に戻ろうとしている今、「社債市場」の未来を展望することは、時宜を得ていよう。本書は、現在の社債市場に携わっている投資家や発行体は勿論のこと、証券会社や格付会社など社債市場のインフラを担っている主体、更には業界団体や規制当局の方々にも読んでいただきたい。

目次

  • 第1章

    日本の社債市場の現況

  • 第2章

    日本の社債市場の課題と対応

  • 第3章

    日本の社債市場拡大に向けた5つの方向性

  • 第4章

    ESG化の方向性

  • 第5章

    メザニン化の方向性

  • 第6章

    信用拡大化の方向性

  • 第7章

    デジタル化の方向性

  • 第8章

    リテール化の方向性

  • 第9章

    日本の社債市場のあるべき姿に向けて