ITレジリエンスの教科書 止まらないシステムから止まっても素早く復旧するシステムへ
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定価:
2,400円(税別)
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著者:
大和総研
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発行:
2022年8月5日 224P
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発行所:
翔泳社
内容
産業構造や競争環境の変化を受け、日本ではデジタル化によるビジネスの変革(DX:Digital Transformation)がかつてないスピードで進んでおり、日々の業務は正常に稼働する情報システムなしには成り立たなくなっています。すなわち、業務の継続を支える情報システムの稼働が、経済活動の根幹を支えていると言っても過言ではありません。
この情報システムのあるべき姿を考えるとき、「回復力」「弾力性」を意味する「レジリエンス」という言葉が使われるようになってきました。従来、情報システムは「障害を起こさない」という大方針に沿って構築されてきました。もちろん障害を発生させないことはとても重要です。しかしながら、障害をもたらすリスクを根絶することは現実的ではありません。いま、情報システムには
・信頼性向上の観点から、障害が起きにくい構成・構造にすること
・レジリエンス確保の観点から、障害の予兆や発生を検知し、迅速に復旧・業務継続できる構成・構造・運用にすること
という2つが同時に求められています。
本書は、これらの実現の一助として、情報システムに携わる皆様に向け、我々が大手金融機関などのミッションクリティカルなシステムを担う過程で培ったノウハウをわかりやすく解説するものです。
ぜひご一読ください。
販売
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目次
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第1章
ITレジリエンスを確保するフレームワーク
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第2章
リスク対策を施したシステム構築のルール
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第3章
システム可用性の基礎知識
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第4章
コンティンジェンシープラン策定の基礎
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第5章
障害訓練の基礎