ガイダンス コーポレートガバナンス

ガイダンス コーポレートガバナンス

  • 定価:

    3,000円(税別)

  • 著者:

    監修/青井 倫一(編著/大和総研 経営戦略研究所)

  • 発行所:

    中央経済社

内容

本書は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで、2001年から8年間に渡り続いている、大和証券グループ寄附講座のコーポレートガバナンスの講義を書籍にしたものである。

本講座は、大和総研経営戦略研究所の研究員が講師を務めるオムニバス講義だ。豊富な事例とわかりやすい説明が好評で、今や、毎年300~500名の受講者で教室があふれる看板講座となっている。

その熱気をそのまま伝えるのが本書だ。2008年度の講義をベースに、当時の講師陣がそのまま執筆陣となり、今度は紙上で講義を展開する。

目次にあるとおり、ガバナンス・CSR・リスクマネジメントなど、本書の内容は幅広い。まずは興味のある章を開いて欲しい。ひとつひとつの章が、企業統治とは何かを少しずつひも解く90分の講義である。

各章は、必ずしも単一の視点で結ばれるわけではない。むしろ、各研究員の見識を素のままに出すという狙いもあり、方向性の統一は意図的に避けた。

図表も豊富な本書は、コーポレートガバナンスの入門編として、若手ビジネスパーソンや意欲のある学生におすすめだ。美しい装丁の本書を是非手に取って欲しい。

目次

  • 序章

    マネジメントとガバナンス

  • 第一章

    コーポレートガバナンス総論

  • 第二章

    コーポレートガバナンスの具体例

  • 第三章

    企業の社会的責任(CSR)とは

  • 第四章

    リスクマネジメントの考え方と米英における取組み

  • 第五章

    日本企業におけるリスクマネジメントの現状と法整備

  • 第六章

    インベスター・リレーションズ(IR)

  • 第七章

    M&Aとコーポレートガバナンス

  • 第八章

    社会的責任投資(SRI)とは

  • 第九章

    コーポレートガバナンスの経済学

  • 第十章

    物言う株主

  • 第十一章

    公的資金の株主行動