よくわかる 新BIS規制—バーゼルⅡの理念と実務—
-
定価:
3,800円(税別)
-
著者:
吉井 一洋/古頭 尚志(大和総研 資本市場調査本部/制度調査部)
-
発行:
2007年2月19日発行 A5判 349p
-
発行所:
社団法人 金融財政事情研究会(電話:03-3355-2251)
内容
バーゼルⅡ(新BIS規制)は、2007年3月末から適用される銀行の新しい自己資本比率規制です。自己資本比率規制では、資産にリスク・ウエイトをかけた額を分母に算入します。バーゼルⅡでは、このリスク・ウエイトを、発行体の信用リスクをより適切に反映するよう見直しています。例えば株式、ファンドや一部の証券化商品のリスク・ウエイトは引上げられます。さらに、銀行は、オペレーショナル・リスクに対応する自己資本の維持、自己資本戦略の策定、自己資本やリスク管理態勢の開示などへの対応も新たに求められることになります。本書はバーゼルⅡの実務に関する解説書として始めて出版されたものです。75のQ&Aを設けて、基本の基本からわかりやすく解説しています。
目次
-
第1章
新BIS規制(バーゼルⅡ)導入の経緯
-
第2章
現行BIS規制(旧規制)の概略
-
第3章
新BIS規制(バーゼルⅡ)による信用リスク規制の見直し
1. 融資・債券
2. 株式等
3. ファンド等の取り扱い
4. 証券化 -
第4章
オペレーショナル・リスク規制の導入
-
第5章
マーケット・リスク規制の見直し
-
第6章
銀行自身の自己資本戦略と監督当局の検証
-
第7章
ディスクロージャー
-
第8章
銀行のコーポレート・ガバナンスと新新BIS規制(バーゼルⅡ)
-
第9章
新BIS規制(バーゼルⅡ)の影響