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ミャンマー中小企業振興ツーステップローン事業準備調査

ミャンマーの中小企業の中長期資金に対する潜在需要について現地中小企業、金融機関およびミャンマー政府の意向を調査し、円借款(ツーステップローン)対象の候補となる優先事業を選定した。当該事業の必要性、概要、事業費、実施スケジュール、実施方法、事業実施体制、モニタリング体制、環境および社会面の配慮等、我が国有償資金協力事業として実施するための審査に必要な調査を行った。

地域:ミャンマー テーマ:金融資本市場

ミャンマー政府は金融セクターの近代化と中小企業育成を最重要課題のひとつと位置付けており、2012年2月に中小企業振興センターを設立して中小企業と金融機関との橋渡しを強化するなど、中小企業向け金融の充実に努めている。本調査(委託元:国際協力機構 調査期間:2013年8月~2014年2月)は円借款ツーステップローン(TSL)の設計を行うことを目的とした。2012年8月から10月にかけて、中小企業の中長期資金に対する潜在需要、主要銀行各行へのヒアリングによる中小企業金融の実態調査を行った。また、中小企業振興策に合致したTSL提案を目指しミャンマーの財務省、工業省、商業省など関係機関との協議を重ねた。

調査の実施を通じて、ツーステップローンの目的・趣旨の理解を浸透させるとともに、中小企業向け低利融資の原資を円借款で供給することの条件として、適切な融資基準および融資手続きにつき、ミャンマー政府および銀行に対し提言を行った。更に、日本政府によるミャンマーにおける初めてのツーステップローン事業であることに鑑み、融資事業スキーム(政府からの転貸か政府保証か、金利や保証料の水準、円とチャットの為替リスク負担主体など)や資金管理方法(リボルビングファンドの設立等)についても、ミャンマー政府や実施対象金融機関と協議の上、早急に実行可能な方策につき提言を行った。

最終成果として、TSL事業費、実施スケジュール、実施方法、事業実施体制、モニタリング体制、環境および社会面の配慮等、日本政府の有償資金協力事業として実施するための審査に必要な項目を抽出し、報告書として取りまとめた。また、これらの成果につき、政府関係者および金融機関を対象としたワークショップをヤンゴンとネピドーで開催し、本調査団の提案への理解を促進した。

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