世界情報サービス産業機構(WITSA)IT賞2006 民間部門受賞について

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2006年05月16日

株式会社大和総研が推薦したKDDI株式会社の「KDDI AICE Project(KDDIにおける固定系事業システムの構造改革)」が、IT分野の最高峰である世界情報サービス産業機構(WITSA)IT賞を受賞しました。


AICE: All Information system for Communication Empowerment

世界情報サービス産業機構(WITSA:World Information Technology and Services Alliance)は、情報技術産業の発展促進を目的として1994年に設立された組織で、日本の情報サービス産業協会(JISA)をはじめとする世界72カ国の業界団体で構成されております。また、世界情報技術産業会議(WCIT)を主催し、2 年に一度、投票及び審査で世界を代表するベストITユーザを表彰しております。 JISA会員である株式会社大和総研がご推薦したKDDI株式会社の「KDDI AICE Project」が、2006年5月4日にテキサス州オースティンで行なわれたWCIT2006表彰式にて、民間部門を受賞いたしました。

授賞式の模様
写真中央:KDDI株式会社 代表取締役執行役員副社長 伊藤 泰彦 様
写真右:社団法人情報サービス産業協会副会長 西條 温 様

受賞内容

件名:「KDDIにおける固定系事業システムの構造改革(AICE Project)」
KDDI株式会社は、2000年10月1日に、DDI、KDD、IDOの3社の合併によって誕生、翌年10月にはさらにauを合併し、総合通信キャリアとしての地位を確立しました。固定系事業システムの構造改革プロジェクト(AICE Project)は、激化する通信業界の競争を背景に、合併により複雑化した固定系事業用システムを整理、統合することによりシステムコストの削減と顧客サービスの向上を目的として、2002年2月よりスタートしました。AICE Projectの特徴は、事業環境の変化に柔軟に対応できるシステムを目指し、ビジネスを忠実に投影した「概念データモデル」を用いてシステムアーキテクチャを整備する、という開発アプローチを採用したことにあります。2004年5月のAICE Projectリリースの結果、開発生産性が向上されるとともに、お客様への総合的なご案内、最適サービスのご提供が迅速に行なわれるようになりました。株式会社大和総研は、概念データモデル作成の中心的な存在としてAICE Projectに参画し、請求系並びに情報系システムの構築を担当いたしました。AICE Projectは、概念データモデルに基づいたシステム構造改革を、大規模なシステムにおいて成功させた先進事例として、国内でも高く評価されています。


応募者:KDDI株式会社
推薦者:株式会社大和総研


表彰は次の3部門であり、各部門につき2団体のユーザが表彰されます。

  • 公共分野におけるベストITユーザ
  • 民間分野におけるベストITユーザ
  • デジタル機会推進に貢献したベストITユーザ

※他にWITSA会長特別賞があり、1団体のユーザが表彰されます。