年金スポンサーのリスク管理基準策定を開始

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2005年10月12日

オルタナティブ投資を念頭において

株式会社大和総研(略称:DIR、本社:東京都江東区、社長:武本嘉之、資本金:38億9千 800万円、代表:03-5620-5100)は、事務局を努める「リスク管理フォーラム*1」 において、「オルタナティブ投資を念頭に置いた年金スポンサーのリスク管理基準」策定を開始い たします。


近年、ヘッジファンド投資や不動産投資など、いわゆる「オルタナティブ投資」が年金基金の 運用に登場してきましたが、そのようなオルタナティブ投資についてのリスク管理の必要性は十 分認識しているものの、年金運用にとっての基準がないことから、リスク管理については置き去 りがちとなっているのが現状です。
そこで、年金基金、運用機関、コンサルタントの三者で運用リスク管理のあり方を検討するリ スク管理フォーラムを開催し、オルタナティブ投資を念頭に置いた年金スポンサーのリスク管理 基準の策定を行います。
特に、今回のリスク管理フォーラム(オルタナティブ投資セッション)では、早稲田大学大学 院ファイナンス研究科の諸先生方(下記参照)のご協力を得て、より濃密な議論となるよう準備 を開始しております。


フォーラムの実質的な討議は、年金スポンサーや運用機関、シンクタンク等二十数機関が参加 するワーキング・グループおよび分科会(ワーキング・グループは分科会を合同したもの)での 議論を通じて、リスク管理のための指針をとりまとめていく予定です。
10月25日にリスク管理フォーラム・オルタナティブ投資セッションの設立大会を開催し、ワ ーキング・グループおよび分科会での討議を続け、最終報告は2006年6月までにまとめる方針 です。

以上


《ご参考》


ワーキング・グループ座長、分科会長


<ワーキング・グループ座長>


早稲田大学大学院ファイナンス研究科 米澤 康博 教授


<ヘッジファンド投資分科会長>


早稲田大学大学院ファイナンス研究科 四塚 利樹 教授


<不動産投資分科会長>


早稲田大学大学院ファイナンス研究科 川口 有一郎 教授

  1. リスク管理フォーラム

1999年10月、大和総研が事務局となって設立。年金スポンサー、運用機関、シンクタンク等、 総勢175機関で構成されます。
2000年8月1日にリスク管理基準の在り方等をまとめた「リスク管理ガイドライン -リスク管 理フォーラム最終報告-」を発表しました。