プロジェクトのリスク低減
1. プロジェクトの審査制度
システム構築において、プロジェクトに対するリスクコントロールの仕組みを制度化しています。
プロジェクトの提案段階から完了に至る一連の流れの中で、計画審査、進捗審査、ならびに事後審査の運営をベースに、プロジェクトを監理しています。各審査ではプロジェクトを円滑に遂行するための指導を行うとともに、必要に応じてプロジェクトの支援を実行しています。
計画/進捗/事後審査
計画審査
お客さまに提案を行うにあたり、計画の妥当性、実現性に関する審査、指導、改善を実施しています。
進捗審査
プロジェクトは、リスクランクに応じて進捗報告書の提出が求められます。報告書にはEVM(※)による進捗評価に加え、リスク評価等が含まれています。プロジェクトは、品質コスト、納期、リスクの視点から審査され、状況に応じてより詳細なチェック項目の確認による指導、支援を実施しています。
事後審査
プロジェクトの完了後には、プロジェクト計画に対する実績の評価を実施しています。予実に関して大幅な乖離が見られた場合には事後審査を開催し、原因の究明から課題を抽出し、再発防止につなげています。
- ※ EVM:Earned Value Management 予算および予定の観点からプロジェクトの遂行状況を定量評価する技法
2. プロジェクトの支援
重要プロジェクトは全社PMOがプロジェクトに参画し、進捗報告書作成や品質分析等についてプロジェクトマネージャに対する支援を実施します。
- 進捗報告書作成支援
プロジェクトマネージャに対して進捗報告書の作成方法を指導します。 - 品質分析支援
品質指標を用いた分析、評価および対策について、プロジェクトを支援します。
- 教育
プロジェクトマネージャに対する教育の一環として、プロジェクト管理に関する研修資料・参考資料を公開して、いつでも参照できるようにしています。