ディーセントワーク

 ディーセント・ワークは、「よい」「社会的に受け入れられる」「満足できる」「妥当な」などを意味する“Decent”と、“Work”(仕事)を組み合わせた言葉で、働きがいのある人間らしい仕事のことを指します。国際労働機関(ILO)が1999年の第87回ILO総会で提唱した概念です。

 ディーセント・ワークの実現に向け、国や企業にはさまざまな取り組みが求められます。日本では、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少という課題があることに加え、育児や介護と仕事の両立など、個々の事情に応じた多様な働き方ができる環境整備の必要性が指摘されています。リスキリングやアップスキリング、ICTの活用を通じた生産性の向上を図るとともに、ワーク・ライフ・バランスや健康経営(※)の推進などを通じた労働環境の整備をしていくことが重要です。

(※)「健康経営」はNPO法人健康経営研究会の登録商標です。

レポート・コラム

2023年2月15日
人生の選択肢を広げるためのリスキリング 2023年02月15日 | 大和総研 | 太田 珠美

2022年10月20日
人的資本経営に必要なファイナンシャル・ウェルネス 2022年10月20日 | 大和総研 | 佐川 あぐり | 石橋 未来

2022年8月9日
企業に求められる人的資本と企業戦略の紐づけ、および情報開示 2022年08月09日 | 大和総研 | 太田 珠美 | 大和 敦 | 矢田 歌菜絵