ウェルビーイング(Well-being)

 Well-being(ウェルビーイング)とは、Well(よい)とBeing(状態)が組み合わさった言葉で、心身ともに満たされた状態を表す概念です。SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を(Good health and well-being)」にも掲げられています。国内外で、ウェルビーイングのさまざまな要素を計測し、指標化する動きも見られます。例として、OECDによる「より良い暮らし指標(Better Life Index)」や、内閣府による「満足度・生活の質を表す指標群(Well-beingダッシュボード)」等があります。

 特に就業面において、厚生労働省は「個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念」と定義しています。企業においては、健康経営の推進や従業員エンゲージメントの向上といった経営課題に取り組む上で注目されるようになりました。従業員1人1人が主体的にキャリアパスを選択し、多様な働き方を実現できるような環境整備や、個人の希望・特性に応じた雇用管理の推進等が求められています。

ニュースリリース

2020年09月30日
施策から成果発現までを総合的に捉える健康経営の評価ガイドラインを策定 | 大和総研

レポート・コラム

2022年08月23日
企業が取り組み始めた従業員エンゲージメントの向上 2022年08月23日 | 大和総研 | 太田 珠美