SSPMは、SaaS Security Posture Managementの略で、SaaS(Software as a Service)におけるセキュリティリスクを可視化し、設定不備による情報漏洩などのインシデントを防ぐためのソリューションです。
国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が共同で策定したISO/IEC 27001(セキュリティリスク管理の国際標準)や、米国国立標準技術研究所(NIST)のNIST SP 800-53(セキュリティとプライバシー管理のガイドライン)などのセキュリティ基準に基づいて、SaaSの設定を評価することができます。また、組織が定めたポリシーに基づいて評価することも可能です。これにより、潜在的なセキュリティリスクを検出し、適切な対策を講じることができます。さらに、SaaSの継続的な監視を通じて、仕様変更によって生じる新たなリスクに対しても迅速な対応が可能です。
DXの推進により、多くの企業がSaaSを積極的に利用している一方で、セキュリティ設定の不備や不適切な権限管理によるインシデントも発生しています。SSPMは、これらのリスクを軽減し、SaaSの安全な利用を支援するためのソリューションとして注目されています。