ゼロエミッション

 ゼロエミッション(Zero Emission)は、1994年に国連大学によって提唱されたもので、人間活動から発生する排出物(温室効果ガス、廃棄物、汚染物質等)を限りなくゼロにすることを目指した理念を指します。

 具体的には大量生産、大量消費、大量廃棄をもとにした社会から、資源を最大限に活用し廃棄物を最小限にすることで、資源が循環する持続可能な社会システムを目指す考え方です。例えば、A社の製造過程で出る廃棄物をB社が活用するなど、産業を超えた連携によって廃棄物を最小化することが挙げられます。

 気候変動問題に対する意識の高まりに伴い、最近では温室効果ガスの排出ゼロを目指す意味で使うことも増えています。例えば、再生可能エネルギーや原子力発電など、発電時に温室効果ガスを排出しない電源をゼロエミッション電源と言います。

ニュースリリース

2022年09月20日
大和総研、データセンター電力の再エネ切り替えでCO2排出量を大幅削減 | 大和総研

レポート・コラム

2022年01月13日
サーキュラーエコノミーに向けた取り組み 2022年01月13日 | 大和総研 | 山本 一輝