サイバーセキュリティ

 サイバーセキュリティとは、サーバやWebサイトへの不正アクセスや、不正アクセスによって引き起こされるデータの改ざん、漏洩などのサイバー攻撃に対して必要な措置を講じることで、デジタル情報資産の「機密性」、「完全性」、「可用性」を確保することです。

情報セキュリティの概念

 従来の情報セキュリティとは、情報資産の「機密性」、「完全性」、「可用性」を脅威から保護することを指します。これら3要素は、情報資産の信頼性の向上に大きく貢献します。

  • 機密性(confidentiality)
    許可された者のみ情報資産にアクセスできるように制限をかけることです。

  • 完全性(integrity)
    情報資産が改ざんや破壊されることなく、正確な情報が保持されることです。

  • 可用性(availability)
    許可された者が利用したいときに情報資産にアクセスできることです。

サイバーセキュリティの概念

 脅威の種類には、ネットワークを介したサイバー攻撃だけでなく、内部社員による情報の持ち出しといった人的要因も含まれます。このことから、サイバーセキュリティ対策として、情報セキュリティに関係する脅威に加え、より複雑なサイバー攻撃に対処していく必要があります。
 国内では、2014年に「サイバーセキュリティ基本法」が制定され、セキュリティ対策の基本方針が定められています。

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