Web3

 Web3とは、ユーザが自身のデータを自ら制御して価値取引を行えることを目指した分散型インターネットの概念で、次世代のWebの形式を指します。Web1.0が「読み」のインターネット、Web2.0が「読み・書き」のインターネットであるのに対して、Web3は「読み・書き・所有」のインターネットであると言われています。
 Web1.0は静的な情報が発信者から受信者へ一方通行で流れる形式であり、例えば参照専用のホームページ等があげられます。Web 2.0では情報が動的となり、SNSのコメント機能などユーザ間でデータの送受信が可能となりましたが、GAFAMといったプラットフォームにデータが集中する仕組みとなっていました。それに対して、Web3ではあらゆるデータが分散管理され、データ制御の主権をユーザ自身が担うこと(データ制御の民主化)を目指しています。

 Web3.0とWeb3という言葉は厳密には異なります。Webの父と呼ばれるティム・バーナーズ=リー氏が2008年頃に提唱したセマンティックWebの概念を「Web3.0」、ブロックチェーン基盤であるイーサリアムの共同創設者であるギャビン・ウッド氏が2014年頃に提唱した分散型インターネットの概念を「Web3」と呼びます。

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