マイニング

 マイニング(mining)とは、ブロックチェーンにおいて新しいブロックを作成するために行われる処理のことです。マイニングではPoW(プルーフ・オブ・ワーク)と呼ばれる仕組みに従って、暗号資産などの取引データを承認し、複数の取引データをブロックという形にまとめ、記録する作業が行われています。

 PoWでは一定の難易度の計算問題を解く競争が行われます。その競争の参加者のことをマイナーと呼び、最初に解を見つけたマイナーがブロック作成権を獲得しブロックを作成することができます。その際、そのマイナーは報酬として暗号資産を入手できます。マイナーが競い合いながら取引データの中からブロックを作り報酬を獲得する一連の流れを金鉱山での採掘作業になぞらえ、マイニング(採掘)と呼んでいます。
 マイニングによって記録されたブロック内の取引記録を改ざんすることは極めて難しいため不正に強いという特徴がある一方で、計算処理に多くのリソースを必要とし多量の電力を使用するため環境への負荷が問題視されています。

PoWとは

 PoW(Proof of Work)とは、管理者が存在しないブロックチェーンにおいて、ブロックを追加するために参加者間で合意(コンセンサス)を形成する方法(アルゴリズム)のことです。合意の方法はコンセンサスアルゴリズムと呼ばれ、いくつかの種類があります。PoWはビットコインをはじめとした一部のブロックチェーンにおいて採用されています。

レポート・コラム

2011年10月18日
データ分析の歴史とビッグデータ 2011年10月18日 | 大和総研 | 坪根 直毅

2011年11月15日
求められるBigDataへの理解 2011年11月15日 | 大和総研 | 中島 尚紀