マーケティングの第１人者とされているフィリップ・コトラーによると、マーケティングとは、“どのような価値を提供すればターゲット市場のニーズを満たせるかを探り、その価値を生み出し、顧客に届け、そこから利益を上げること”と定義されています(※)。 デジタルマーケティングとは、上記のようなマーケティングにおいて、デジタル技術を活用したものの総称です。
デジタルマーケティングには様々な手法がありますが、ここではECサイトのレコメンド機能を例に説明します。 ECサイトでは、訪問者の購買履歴、アクセス履歴などの行動データを取得できます。これらのデータを収集し、AIの技術やデータ分析の手法を用いて各訪問者の興味・関心を解析しておすすめの商品を表示（レコメンド）します。レコメンドによって従来のアナログマーケティングでは難しかった“マス”ではなく“個”に対してオンライン上で適切な提案が可能となり、購入単価や顧客単価アップにつなげることができます。
※出典元：『コトラーのマーケティング・マネジメント ミレニアム版』ピアソンエデュケーション 著者：フィリップ・コトラー 翻訳：恩藏 直人
