DDoS攻撃/分散型サービス拒否攻撃

 DDoS攻撃とは、妨害や脅迫などを目的として、Webサイトやサーバの機能をダウンさせるために大量の情報を送り付ける攻撃(DoS攻撃)を「踏み台」である多数のコンピュータから同時に行うサイバー攻撃のことです。

 この手法を利用したマルウェアの一例として「Mirai」が挙げられます。このマルウェアによって、アメリカの情報サイトやドメインを提供する企業がサーバを停止する事態となったケースが存在します。

 マルウェア対策としては、不正な通信内容を検知・遮断するIDS/IPSや、ネットワーク層よりも上位のアプリケーション層に対する攻撃を監視・遮断するWAFを活用した境界防御の実施、あるいは、攻撃の対象となるターゲットを分散させるためにCDNを活用して複数のキャッシュサーバーから通信を行うことなどが有効です。