仕事・技術を知る
先端テクノロジーへの
取り組み
まだ見ぬ価値を 技術 で 実装 する
大和総研には、先端テクノロジーを研究・開発する専門組織があります。最新技術の動向をいち早く捉え、その知見を全社へ展開することで、研究にとどまらず、実際のプロジェクトやサービス開発に活かしています。
フロンティア研究開発センター
研究から導入支援・活用支援まで一貫して担うフロンティア研究開発センター
フロンティア研究開発センターは、先端IT分野の調査・研究・開発を担う専門組織です。グループ各社をはじめとするさまざまな事業会社が抱える課題の解決に向けたソリューションを開発するとともに、当社の持続的な成長を支えるコア技術の発掘から実用化、さらにはビジネス展開までを見据えた取り組みを推進しています。
研究で得た知見を社会実装につなげ、
さらに現場からのフィードバックを次の研究・開発へと循環させています。
※取り組む案件によって関わり方は異なります。上記は代表的なプロセスの一例です。
加藤 惇雄
システム部門
エキスパート・コース
大和証券 デジタル推進部
(大和総研 フロンティア研究開発センター)
【2006年入社】
- Q1 現在の業務について教えてください。
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データサイエンスの専門家として大和証券グループ本社/大和証券に出向し、データサイエンスCoEおよび統括を務めています。特にウェルスマネジメント領域のデータアナリティクス・マーケティング・AIツール開発を、戦略とソリューションを連結させた「実行しきる変革」として推進しています。あわせて大学との共同研究や人材育成を通じ、組織にデータサイエンスを定着させる基盤づくりを担っています。
- Q2 データサイエンスを活用する上で、最も重要だと感じていることは何ですか。
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「基礎は基礎にして入門に非ず」とよく言いますが、現場から情報を引き出すビジネスアナリシスのスキルとデータサイエンスの基礎力です。アナリティクス活用や戦略企画などのビジネスシーンにおいては、大規模モデルの存在感が高まる昨今でも、サンプルサイズの限られたデータから示唆を引き出すクラシカルなデータサイエンスが依然として重要になっています。モデルサイズで押し切るようなアプローチではなく、ビジネス構造とデータ発生機構を反映した分析手法を選択できる知識が求められています。実務プロジェクトで経験を積みながら、専門資格・論文執筆・特許発明などの専門家ピアレビューを通じてデータサイエンスの基礎力を磨き続けることが大切だと感じています。
- Q3 データサイエンスをビジネスとつなぐ上で、難しいと感じていることは何ですか。
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現場の課題は初めから分析可能な形では存在しないため、対話を通じて課題を明確にしたうえで、評価指標を検討したり、対応するチーム体制を整えたりする必要があります。そのためには、ビジネスアナリシスやデータサイエンスに加えて、得られた情報を整理し解釈するための人文・社会科学の知識も重要になります。このようにコミュニケーション・知識・技術を融合することで、アナリティクスが補強され、実行根拠のあるビジネス施策へと結びつくと考えています。
- Q4 大和総研でデータサイエンスに取り組む「魅力」を教えてください。
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長期的な研究志向を持ちながら、大和証券グループのビジネスへコミットし、課題設定から戦略企画、ソリューション開発、効果検証まで一貫して関われることです。大和証券グループのデータサイエンティストは、研究室に閉じこもって作業するのではなく、分析結果と開発したソリューションを携えてビジネスフィールドへ出ます。ビジネス現場と同じゴールをめざし協働するからこそ、大きな価値を生み出せます。研究と実務、大和総研と大和証券という二つの視座を両立させることで、単独の視座では届かない変革をグループに起こしていきます。
- Q5 これから挑戦したいことを教えてください。
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大和証券グループにイノベーションの方法論を根付かせることです。そのためには優れたAIツールやシステム開発を行うだけでなく、より上流の戦略企画やアナリティクスに大きな影響を与えられるような貢献をし、戦略とツールの連動が必要です。イノベーションの要素の大半はアントレプレナーシップ(企業家精神)から成ると言われますが、優れたアナリティクスはステークホルダーのアントレプレナーシップに火をつけます。心に火のともった相手とのプロジェクトは本当に素晴らしいもので、自分の人生の一部を賭す価値があります。データサイエンスを「人が挑戦を楽しみ、価値創造に取り組むための基盤」へと育てていきたいと考えています。
竹内 祥人
システム部門
エキスパート・コース
フロンティア研究開発センター
デジタルソリューション研究開発部
【2021年入社】
- Q1 現在の業務について教えてください。
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AI・システムモダナイゼーションなどの技術を実活用するための研究開発プロジェクトの立ち上げ・推進を担当しています。現在は、システム開発を実際に担当する部署と協力しながら、時系列基盤モデルという汎用的に時系列予測が可能なAIをビジネスに適用するための検証とプロダクト化を進めています。また、長年利用されているシステムを新しい環境でも活用できるようにするため、既存プログラムの移行方法についても開発部署とともに検証を進めています。
- Q2 業務におけるやりがいを教えてください。
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チャレンジングな課題に対し試行錯誤を繰り返し、推進する過程にやりがいを感じます。特に時系列基盤モデルの研究開発は、論文調査から始め、実現性の検証、論文執筆やイベント登壇を通して、実際にお客様に活用いただく段階まで近づいてきており、企業での研究開発ならではの面白さを実感しています。
- Q3 仕事をするうえで苦労したことを教えてください。
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プロジェクトの立ち上げ時、研究開発によってどのような価値を提供できるのかをうまく描けず、何度も議論を重ねました。また先の見えない研究開発だからこそ、想定外の課題も多く、方針やスケジュールの変更を余儀なくされていますが、その都度チーム一丸となって乗り越えています。
- Q4 大和総研で先端テクノロジーに取り組む「魅力」を教えてください。
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失敗を恐れずチャレンジできる環境と一緒に挑戦してくれる優秀な仲間がいるので、一人では実現が困難な「先端テクノロジーを実用化する」というテーマにもチームで取り組むことが可能です。また、立場や年次を気にせず意見や提案を発信しやすい雰囲気があります。実際、時系列基盤モデルは当時2年目の若手社員が見つけてきたテーマを実際の研究開発プロジェクトとして形にしたものなのです。
- Q5 これから挑戦したいことを教えてください。
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大和総研の研究開発部門として、先端テクノロジーを活用した新たな価値創造を実現していくことが使命だと考えています。現在進めているプロジェクトを成功・発展へと導くとともに、その成果を積極的に論文としてまとめ、次の研究開発の種を育てていきたいと思っています。
松井 直己
システム部門
エキスパート・コース
フロンティア研究開発センター
デジタルソリューション研究開発部
【2023年入社】
- Q1 現在の業務について教えてください。
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私は量子鍵配送(Quantum Key Distribution, QKD)の理論的な安全性について調査を行い、実証実験の評価に繋がる知見の整理に取り組んでいます。量子鍵配送は量子力学的性質を利用して、暗号通信に使う「鍵」を安全に共有する技術です。機密情報を扱う金融分野において注目されている暗号技術の一つであり、大和証券グループも量子鍵配送に関する複数の実証実験を実施しています。
- Q2 業務におけるやりがいを教えてください。
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暗号の安全性評価で用いられる数学的手法と、量子鍵配送の安全性評価や量子情報理論で用いられる数学的手法は、数学の分野として大きく異なります。そのため、暗号技術の安全性や実用性をあらゆる数学的な観点から多面的に評価できる点にやりがいを感じています。
- Q3 仕事をするうえで苦労したことを教えてください。
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もともと情報理論や量子力学が専門ではなかったこともあり、古典的な情報理論を踏まえて展開される量子情報理論を体系的に理解することに苦労しています。加えて、その理論的な帰結を実際の調査結果や解釈に結びつけることも難しい点です。日々の業務では論文や専門書、生成AI等を活用し、これらを少しずつ解消しています。
- Q4 大和総研で先端テクノロジーに取り組む「魅力」を教えてください。
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大和総研には研究活動に対して理解があると感じられる一方、企業である以上、純粋に研究だけというわけにもいきません。そのため、学術的な知識だけでなく、実務的な専門性の高さも併せ持つ社員が多いと感じます。そのような環境だからこそ、技術の実用性やコスト面といったビジネスの視点を持ちながら研究・調査が行える点が魅力であると考えています。
- Q5 これから挑戦したいことを教えてください。
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耐量子計算機暗号等の古典計算機上で扱われる現代暗号は幅広く、その基礎となる数学分野について私の理解度はまだまだ高くないと感じています。今後も学習を続け、それらをもとにした暗号技術の安全性や実用性について高い専門性を身につけることで、将来の調査・研究に還元していきたいと思っています。
CoEの取り組み
知見を集め、全社へ展開する組織『CoE(Center of Excellence)』が支えるAI人材育成
生成AI、サイバーセキュリティ、パブリッククラウドをはじめとする先端テクノロジーは、ビジネスとシステム開発のあり方を大きく変えつつあります。大和総研は、こうした変化を的確に捉え、新たな価値の創出を担う人材の育成に全社を挙げて取り組んでいます。その中核を担うのが、技術領域ごとに知見を集約し、学びの機会を全社へと広げるCoE(Center of Excellence)です。
とりわけ生成AI CoEは、重要な役割を担っています。AIエージェントの活用を軸とした独自の育成プログラムを体系的に整備し、始動からの約1年間で延べ約1,000名の社員が学びを重ねてきました。研修で培った知見は100以上のAIエージェントとして結実し、全社で共有することで、業務課題の解決と生産性の向上につなげています。こうした広がりのなかで、生成AIを活用する力は、もはや特定の部門にとどまらず、「リサーチ」「コンサルティング」「システム」のいずれにも共通して求められる基盤的な素養へと深化しつつあります。
このCoEの営みは、2021年度に設置したクラウドCoE(CCoE)を礎として発展を遂げてきました。資格取得の支援、技術コミュニティの形成、検証環境の整備などを着実に積み重ねた結果、クラウドベンダー各社の認定資格の保有数は2,000を超え、多くのエンジニアがクラウドネイティブな開発を担っています。近年ではセキュリティCoEを新たに設け、企画・設計から運用に至る各工程に安全性をあらかじめ織り込み、自律的に改善し続ける取り組みを、システムの品質を支える要として推進しています。先端テクノロジーの知見を集約し、学びと実践を通じて組織全体の力へと昇華させる⸺。こうして培われた総合力は、大和総研がお客様に確かな価値を提供し続け、ひいては社会の持続的な発展に貢献していくための、揺るぎない基盤にほかなりません。
先端テクノロジーで社会の課題に挑む
生成AIや機械学習の先端テクノロジーを活用し、業務高度化や新たな価値創出を実現。研究と実証で培った先端テクノロジーを社会実装し、お客様の変革を支援しています。
キーワード
- AI駆動開発
- 生成AIの業務適用
- 時系列基盤
取り組み
- 社内の推進組織「生成AI CoE」の活動を通じ、AIを活用したシステム開発の変革を加速
- 大和証券グループで培った知見で、お客様の課題解決を支援
- 株価や需要予測などの分析業務を高度化する次世代AI技術を研究・実装
代表的なプロジェクト・取り組み
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生成AI CoE
VIEW MORE最新技術の調査・獲得から人材育成、AI駆動開発の推進までを全社横断で支援
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AIソリューション
VIEW MORE株主総会AIや生成AIチャットなど、実運用を通じて磨いたAIをソリューションとして外部展開
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時系列基盤モデル
活用プロジェクトVIEW MOREモデルの活用により予測分析の専門知識がなくてもデータサイエンスを実践。新たな価値創出を支援
先端テクノロジーを活用し本人の真正性を担保し、デジタル社会において求められる信頼性の高い社会基盤の構築に取り組んでいます。
キーワード
- DID/VC技術
取り組み
- ブロックチェーン活用によるデジタル証明を実現
代表的なプロジェクト・取り組み
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TrustX
VIEW MORE大学などが発行する卒業証明書・成績証明書・資格証明書などをデジタル化し、安全に発行・管理・共有できるデジタル証明書サービスを展開
データ分析やAIを活用し、人的資本の可視化と活用を支援。組織や人材の成長を促し、企業価値の向上に貢献しています。
キーワード
- 健康リスクAI予測
- 効果シミュレーション
- 人的資本経営指標を開発
取り組み
- AIで将来の健康リスクを予測
- 食習慣や運動習慣の改善による健康リスク影響を予測
- 人的資本経営の指標を大学と協働で研究開発
代表的なプロジェクト・取り組み
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AIを活用した健康投資の
効果検証プロジェクトVIEW MORE健康データとAIを活用し、健康投資の効果検証と人的資本経営の高度化を支援
AI時代の高度化するサイバー脅威と法制度の変化に対応し、継続的なリスク管理とレジリエンス強化を支援しています。
キーワード
- フロンティアAI
- 耐量子計算機暗号
- セキュリティリスク
取り組み
- 最新AI技術の調査と情報発信
- 量子時代に備えた暗号技術検証を推進
- サプライチェーンを含めた企業のリスクの高度化対応を推進
代表的なプロジェクト・取り組み
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テクノロジートレンド発信
VIEW MORE急速に進化する生成AIやAIエージェントの動向を調査し、ビジネス活用とサイバーリスクの両面から最新知見を発信
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耐量子計算機暗号実証検証
VIEW MORE5社共同で次世代暗号技術の実証検証を行い、量子時代の安心・安全な社会基盤づくりに貢献
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SCS評価制度対応支援
VIEW MOREサプライチェーンセキュリティ評価制度に対するコンサルティング、認定取得を支援