研修制度
研修制度
大和総研の研修制度には、業務で必要とされる専門スキルに加えて、部門を問わず必要とされるスキルやマインドを身につけるための研修があります。新入社員研修から始まる全ての研修において、ステップアップしながら上位レベルに挑戦する機会を提供する研修体系となっているのが特徴です。また、研修プログラム以外にも各種サポートが整っているため、自分のペースでチャレンジしやすい環境があります。

社員一人ひとりが自律的なスキルアップに取り組むためには、現状のITスキルレベルを客観的に把握することが重要だと考え、ITスキル診断を実施しています。それぞれの部門内での業務やポジションにおいて、さらに伸ばせるスキルは何か、自身が描くキャリアパス実現に向けて習得すべきスキルは何かを可視化し、個人の課題を明確にしたうえで、学習できるスキル研修プログラムを用意しています。
課題の可視化から受講プログラムの選定まで
ITスキル診断の結果を踏まえ、レベルアップのためにどのような研修プログラムや業務に取り組む必要があるかを部長や課長等のマネージャーと1on1ミーティングの中で話し合って決めます。このように、社員一人ひとりの目標に合わせて研修を選択できる仕組みを構築し、ITスキルのレベルアップを図っています。

主な研修テーマと学習方法
業務で必要とされる専門スキルを学ぶ「ITスキル研修」と部門を問わず必要とされる「ヒューマンスキル研修」「ビジネススキル研修」「業界・業務スキル研修」の4テーマから主に構成されています。各テーマにおける入門・基礎編の内容については、いつでもどこでも好きなタイミングで学習が可能な動画視聴型研修により受講が可能です。一方で、一定レベル以上の内容はITスキル診断結果に基づいて各種プログラムを受講することで習得できます。

新入社員研修
入社後約4カ月間
新入社員研修
主な研修内容
- ITスキル研修
- アプリケーション基礎
- インフラ基礎
- プログラミング基礎
- データサイエンス初級(総研ラボ)
- データ分析実践 等
- ヒューマンスキル研修
- 相互理解力育成
- プレゼンテーション基礎 等
- ビジネススキル研修
- ビジネスマナー
- ロジカルシンキング
- 論理的文章力強化
- ビジネス財務・簿記入門 等
- 業界・業務スキル研修
- 金融・経済
- 証券業務 等
キャリアを形成していく上で土台となる基礎的な知識やスキルとして、経済・金融・証券をはじめ、ITやデジタル等の分野についても幅広く学びます。ITスキル研修のなかでは、システム開発スキルだけでなく、今後ますます重要となるデータサイエンスの知識と活用方法およびデータ分析手法も学習します。よりステップアップを目指す新入社員は、「総研ラボ」の上位レベルに挑戦することも可能です。
若手社員サポート
OJTチューター制度
それぞれの役割と成長
- 新入社員
指導してくれる先輩社員が明確になることで、相談しやすく、安心感を得ることができます。
- チューター(先輩社員)
これまでの経験や知識を改めて整理し、深く理解するとともに、信頼関係構築の難しさを学ぶ成長機会にもなります。
新入社員に対して、特定の先輩社員を「チューター」として配置し、実際の業務のなかで仕事の進め方や社内外でのコミュニケーション、ビジネスパーソンとしての立ち振る舞いなどを個別に指導する制度です。新入社員とチューターそれぞれが「目標管理シート」を作成し、達成したい目標やゴールを明確にしたうえで、随時振り返りを行います。これにより、達成感や成長実感を得ることを促しています。
メンター制度
それぞれの役割と成長
- 若手社員
目標に向けたアクションを自身で考える機会が増えるなかで、周囲からのサポートを受けて、さらなる成長機会を生み出していきます。
- メンター(先輩社員)
若手社員が安心して活躍できる環境を作るため、積極的なコミュニケーションを図ったり、チーム内への浸透を促す役割を担います。
若手社員が分からないことや不安が生じた際に、安心して相談できる環境を提供するために、同じ部署の先輩社員を「メンター」として配置します。不安や疑問を抱えつつも自立が期待される若手社員にとっては、業務上の指導だけでなく、良き理解者やロールモデルとなる社員が身近にいることが欠かせません。
スキル研修
若手社員向け研修
主な研修内容
- ITスキル研修
- プロジェクトマネジメント 等
- ヒューマンスキル研修
- コミュニケーション
- プレゼンテーション 等
- ビジネススキル研修
- ソリューション提案力
- ロジカルシンキング 等
今後のキャリア形成の土台となる知識やスキルを習得するとともに、早い段階からスペシャリストとして自身の専門性を追求することができる研修プログラムです。チャレンジする文化を醸成し、よりプロアクティブな提案を可能にするために、とくにビジネススキルの強化を行っています。
社員向け研修
主な研修内容
- ITスキル研修
- Web3(ブロックチェーン)
- サイバーセキュリティ 等
- ヒューマンスキル研修
- コーチング
- ファシリテーション 等
- ビジネススキル研修
- ソリューション提案
- 新規事業創出 等
自身が目指すキャリアの実現に向けて、専門性の高い知識や実践的なスキルを習得する研修プログラムです。複数ある研修のなかから、ITスキル診断の結果やマネージャーからのアドバイスを受けて、受講する研修を選択し、スキルアップを図ります。
キャリア研修
マネージャー研修
- ライン部長研修
- ライン課長研修
部長・課長等のマネージャー職の社員が受講する研修で、求められる役割を理解し、組織をマネジメントするスキルを身につけます。特に、新規の事業計画を立案するスキルの強化を図ったり、部下とのコミュニケーションを活性化するために必要なスキルの習得や参加者同士の情報共有を行います。
昇格者研修
主な研修内容
- 職位により異なるテーマ別研修
- リーダシップ
- キャリア形成
- モチベーションマネジメント 等
新たな職位への理解と自覚を深めるとともに、今後のキャリアプランを改めて考える機会となります。また新しい職位へのモチベーションを高めて、さらなる成長を促すことが目的です。
自己研鑽サポート
資格取得支援
主な資格
- 情報処理技術者
- パブリッククラウドベンダー認定資格
- ベンダー認定資格
- 証券アナリスト 等
高度専門人材の育成に向けて、社員の自己研鑽やさまざまな資格取得の推進を行っています。社内横断型の組織である「CCoE(Cloud Center of Excellence)」が主体となり、パブリッククラウド資格や各ベンダー認定資格の合格体験記や学習教材などの試験対策情報を紹介しています。また合格者によるセミナーも開催されているため、興味のある方は誰でも参加可能です。
総研ラボ
主な内容
- データサイエンス基礎能力育成(STEP1)
データ分析に必要なPythonの基礎からモデル構築までの一通りの知識をeラーニングとハンズオンを通じて習得します。
- データサイエンス応用能力の育成(STEP2)
STEP1で学んだ知識やスキルをもとにした実践的なデータ分析演習に取り組みます。
自己研鑽のための研修プログラムなので、年次や経験に関係なく誰でも受講が可能です。データサイエンスやビジネススキルを高める研修であり、レベルに応じてステップアップしながら進めることが可能です。総研ラボの一部を新入社員研修のなかでも取り組みます。
人材育成サポート
主な内容
- 動画視聴型研修
ITスキルはもちろん、ビジネス系や語学学習など幅広いラインナップを取り揃えており、いつでも自由に一人ひとりの課題・レベルに合った学習に取り組むことができます。
海外留学
主な専攻分野
- IT(データサイエンティスト、FinTech関連等)
- 金融工学
- 金融・ファイナンス
- MBA
- 公共政策 等
大和総研や大和証券グループの発展に寄与できる人材を育成することを目的とし、海外留学にチャレンジすることが可能です。世界各地から集まるビジネスパーソンと切磋琢磨しながら、体系的かつ実践的な知識やスキルを習得すると同時に、語学力やコミュニケーション力などの向上が期待できます。