企業価値向上施策としての
サイバーセキュリティ
サイバーセキュリティをコーポレートガバナンスの一部として組み込み、
企業価値を向上させる
現代の企業経営において、サイバーセキュリティ対策の強化は非常に重要な課題となっています。
業務のデジタル化やテレワークの普及などによるビジネス環境の変化にともない、サイバー攻撃は多様化・巧妙化・悪質化しており、企業にとってサイバーセキュリティ上の脅威は増大の一途をたどっています。他方で、国による法規制の厳格化や投資家・顧客からの企業のセキュリティ管理態勢強化を求める声など、社会からの要請もますます高まっています。
企業はこの状況を適切にコントロールできなければ、ビジネスを継続していくことが不可能といっても過言ではありません。
グローバル化の進展にともない、企業・産業の相互依存は強くなり、関係性が複雑化しているため、サプライチェーンリスク管理はこれまでになく注目されています。
経済安全保障上の懸念、物価高騰などの社会的要因によってサプライチェーンの混乱が続いている中、一部の企業に対するサイバー攻撃は、供給網全体の流れを停止させてしまうリスクがあります。今後サイバーセキュリティ対策が十分でない企業は、サプライチェーンに組み入れられず、顧客や取引先から選ばれなくなる傾向が強まると考えられます。
このような外部環境に対応していくためには、サイバーセキュリティ対策を自社の製品やソリューションに適切に組み込み、競争力やブランド力の源泉としていくことが必要です。技術的な対策だけでなく、組織的・人的対策も含め、自社の業務プロセス全般にわたってサイバーセキュリティを確保していくことが求められています。
サイバーセキュリティ対策は、顧客や取引先、市場からの信頼を得るために不可欠です。個人情報の流出やセキュリティ侵害は、企業の経済的損失やブランド価値の毀損など有形無形の損害をもたらします。サイバーセキュリティは企業経営のリスクマネジメントにおける重要な要素であり、サイバーセキュリティをコーポレートガバナンスの一部として組み込むことがかつてないほど求められているのです。
大和総研では、国内大手証券会社のサイバーセキュリティ対策支援で培った実績をもとに、技術的な対策から人的・組織的な対策まで、幅広く支援する体制を整えています。お客様の企業価値向上のためにセキュリティアセスメントからセキュリティ管理態勢の構築・運用、技術的なセキュリティ対策の導入まで一貫して最適なセキュリティソリューションを提案・支援いたします。