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DBIのお知らせ

クライメート・トランジション国債の組み入れについて

<2024年2月20日公開>

はじめに

 気候温暖化対策にかかる国際公約と産業競争力強化・経済成長を同時に実現するために、日本では今後10年間で150兆円を超える官民のGX投資が必要と考えられています。政府は巨額のGX投資の実現に向けた投資促進策を講ずるために、20兆円規模の「脱炭素成長型経済構造移行債」(GX経済移行債)を発行します。その発行は「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律」(GX推進法)に基づき、令和5年度以降10年間、毎年度国会の議決を経た金額の範囲内で行われます。
 GX経済移行債のうち、調達する資金の使途やレポーティング方法等を示したフレームワークを策定し、国際標準への準拠について評価機関から認証(セカンド・パーティー・オピニオン)を取得した個別銘柄が、従前のフレームワ―クでの国債発行とは別に「クライメート・トランジション利付国債」として発行開始されます。

クライメート・トランジション利付国債の組み入れ

 2月14日に入札が予定される10年クライメート・トランジション利付国債(第1回)、および、2月27日に入札が予定される5年クライメート・トランジション利付国債(第1回)につきまして、利付国債の一種としてDBIの算出対象に組み入れることを予定しています。それ以降もクライメート・トランジション利付国債の発行が行われれば、同様に利付国債の一種としてDBIの算出対象に組み入れます。
 クライメート・トランジション利付国債を算出対象として組み入れるインデックスは、DBI総合指数と、セクターサブインデックスとして算出しているDBI国債セクターインデックス、およびSDGs債を対象に算出しているDBI総合サステナブルインデックスです。

組み入れ方法

従前の利付国債と同じく、発行された銘柄を払込月の月末リバランスで組み入れます。翌月からインデックス算出対象となります。

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