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DBIについて

特徴

  • 日本における確定利付債券市場のパフォーマンスを測定するように設計された指数であり、パフォーマンス評価のベンチマークとして利用できます。
  • 国際的な債券諸指標の算出基準に準拠しており、国際比較に利用できます。
  • カバレッジが高く、日本の債券市場全体の動きを代表することができます。
  • 日次で計測しているため、市場の変化をタイムリーに捉えられます。
  • 種類別、残存期間別の指数も算出されており、必要に応じて最も適切な指標を選択できます。
  • 複利利回り等の各種補助指標も豊富であり、市場の状況を様々な角度から見られます。
  • 当インデックスに基づきインデックス運用を行うことも可能です。
  • RMBS(住宅ローン証券化商品(下記注1参照)、2003年より)の区分と、クレジットセクターの投資適格性を考慮したユニバースの新総合指数「DBI―Investable」も利用可能です。

計算方法

  • 採用対象

    日本で発行されている公募の確定利付き円建債(残存1年以上、残存額面50億円以上)

  • 対象銘柄の異動

    新規発行は金融債:翌々々月、それ以外:翌月。法的破綻処理は公表の翌月から 除外(2001年11月より)

  • 採用価格

    大和証券(株)評価算定価格

  • 区分

    全年限(1年以上)、短期(1年以上3年未満)、中期(3年以上7年未満)、長期(7年以上)、長期前半( 7年以上12年未満。)長期後半( 12年以上)及び1年区切り

  • 種別

    総合、総合(Sustainable)、総合(Investable)、国債、地方債、政保債、金融債、事業債、円建外債、RMBS、財融ABS(財政融資資金貸付金証券化商品(下記注2参照))、変動利付き国債、物価連動国債、財投機関債、投資法人債、及び事業債については33業種別及び格付別、及び地方債については地方公共団体及びその他地方債。なお、総合(Sustainable)は、総合のうちSDGs債などサステナブル債に限り、総合(Investable)は、総合に対して、(1)国内最高格付けBBB+以下の事業債を除き、(2)RMBSと財融ABSを加えたもの。(したがって、総合には、RMBS及び財融ABSが含まれません)

  • 集計方式

    時価総額加重平均方式

  • 時価総額加重平均方式

    日次(月曜から金曜まで。)ただし、1980年12月から1986年6月までは月次で算出。

  • 基準日

    1980年12月末日。ただし、総合(Investable)、業種別、格付別及び年限1年区切りは、1990年12月末日。また、総合(Sustainable)は、2017年12月末日。RMBSは2002年12月30日(残存期間別の短期・中期・長期は2018年9月末)、財融ABSは2008年2月末、変動利付き債は2000年12月末、物価連動債は2004年3月末、財投機関債は2001年8月末、投資法人債は2005年2月末、地方債セクターのサブ系列(地方公共団体、その他地方債)は2009年3月末。

計算式

  • 投資収益率

    投資収益率=(当日時価―前日時価+当日クーポン収入)/前日時価 (ただし、時価=単価+経過利息)
    個々の銘柄毎の投資収益率を算出した後、前日時価総額で加重平均する。

  • 累積投資収益率指数

    基準日を100として投資収益率を累積したもの。
    当日累積投資収益率指数=前日累積投資収益率指数×(1+(当日投資収益率/100))

用語説明

注1)

RMBS(Residential Mortgage Backed Securities)

住宅ローン証券化商品ないし、住宅ローン担保証券などと訳されている。住居用住宅ローンを証券化した商品。

注2)

財融ABS(財政融資資金貸付金証券化商品)

国が財投機関・独立行政法人等に財政融資資金法に基づき貸付けた債権を信託財産とする優先受益権を裏付資産として発行された特定社債。特定社債は信託段階で劣後トランチ(劣後受益権)を持ち、実質的にはCLO(ローン担保証券) のシニア債券(優先債)に相当する。

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