INTERVIEW
社会、経済の動向を自ら調査・分析し、広く情報発信したい
- リサーチ
2018年入社
調査本部
経済調査部小林 若葉
仕事内容
わたしの主な仕事内容
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リサーチ
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経済調査・分析
自らテーマを設定し、経済の未来をレポート
私はエコノミストとして日本経済に関するレポートを執筆しています。担当する経済指標に関するレポートもありますが、経済という範囲の中であれば基本的にテーマは自ら考えて設定することができます。日々の情報収集やデータ分析を通じて、世の中にとって重要なテーマはなにかを考えながら選びます。すでに多くの人が関心を寄せている事柄もあれば、まだ人々が気づいていない情報を発信する場合も。重要なのは、いかに社会に役立つテーマで、他社と差別化を図れる内容にするかということです。
そのほか、チームでレポートを執筆する機会もあります。経済分析の手法は多岐にわたり、同じデータを扱っても重要なポイントを明確に伝える分析ができるかどうかはエコノミストの力量次第。アイデアやセンスが問われるので、先輩たちから学べるチーム執筆はとても勉強になります。
経済の見方を分かりやすく示し、人々の進む道を照らしたい
発表したレポートに対する反応はレポートへのアクセス件数で確認できるほか、マスコミからの取材等でも実感できます。反応が多ければそれだけ多くの人々に貢献できたという喜びを感じます。反応から「こうしたテーマの分析にニーズがあるのか」と気づきを得て、それをまた次のレポートのテーマ設定や分析に活かすことも。こうして、徐々にニーズを意識した仕事ができるようになっていきました。
「経済学は経済の地図」と例えられることがありますが、私たちエコノミストは多くの方に進むべき道を分かりやすく示すために、地図の細部を描くことが使命だと考えています。そのために、深い経済知識や分析手法を身につけながら、多くの人々の理解や共感を得るためのコミュニケーション技術も追求していきたいです。
心に残ったエピソード
チャレンジの先に大きな反応を感じた
普段は上司や先輩と一緒に執筆している月例レポート。そのメインの分析を初めて一人で任された時のことが印象深いです。当時は円安が急激に進んでいたタイミングで、円安が今後の経済に与える影響について分析。もともと為替についてはそれほど知見のある分野ではありませんでしたが、先行研究等でキャッチアップを図り、世間に求められる情報を把握した上で試行錯誤しながら分析と執筆を進めました。努力の甲斐あって素早い情報提供を叶えた結果、複数のマスコミから取材を受ける等、大きな手応えを感じることができました。
EPISODE
私が描く未来
誰にも負けない専門性を身につけたい
常に経済の動向にアンテナを張りつつ、より良い調査・分析を目指して試行錯誤する毎日です。大和総研には政府関係の委員会に参加している方や、省庁へ出向する方、機関投資家や銀行に対して経済のレクチャーを行う方等、さまざまなシーンで幅広く活躍されている先輩が大勢います。私もチャンスがあれば海外勤務に挑戦してみたいと思います。さまざまな経験を積み、「この分野なら誰にも負けない」というプロフェッショナルに成長したいです。そのために、より良いテーマを選び、1つでも多くのレポートを執筆する等、情報発信に力を入れたいと思います。
FUTURE
これまでの歩み
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学生時代
世界で活躍できる人材になりたいという思いから経済学の道へ。研究と並行してオーケストラに参加する等、趣味の音楽も楽しむ。
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就活〜大和総研内定
シンクタンクや経済系新聞社を志望。中でも、若くして省庁出向や海外勤務等豊富な経験を持つ先輩社員に憧れて大和総研へ。
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入社〜/リサーチ部門内ローテーション
1年目は各部署の仕事をローテーションで経験。先輩の調査や分析を補助する中で自身の適性や取り組みたい分野について考える。
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配属/経済調査
さまざまな業務を経験したうえで、マクロ経済の調査・分析に関心が深まる。念願叶って、経済調査部に配属が決定。
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現在/複数レポートの執筆
担当する経済指標の解説レポートのほか、独自のテーマでのレポート執筆や日本経済予測の執筆、日本経済の予測値の作成を行う。
わたしが思う
大和総研の魅力
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フラットで
協力的な 雰囲気 ベテランも若手も関係なくフラットに意見を尊重する文化があります。私も上司から意見を求められることがよくある一方で、私がつまずいた時には惜しみなくアドバイスをくれる等、手厚くサポートしてくれます。
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柔軟な
働き方が できる 在宅勤務やフレックスタイムを活用して柔軟に働くことができます。周囲には子育てと仕事を両立する先輩社員も大勢いるので、私も将来的に子どもを生んでも働き続けられる安心感があります。
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個人力と
チーム力の 好バランス リサーチ部門は担当者が専門的に調査・分析を行うことが基本ですが、煮詰まった時に助けてくれるチームの存在は重要。相談によって道が開けることも多く、チームの支えがあるからこそ成し遂げられる仕事だと感じます。
記載された写真および原稿は2023年3月時点のものです。